終活で押さえておきたいのがお墓のこと。どんなお墓がいいのか、今あるお墓はどうするのかなど、気になることも多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは墓石の加工、施工、販売等を自社で一貫して行う「石屋の柿塚」。昭和26年から宮崎市を中心に墓石を扱う、地域に根ざした石材店です。三代目・柿塚健太郎さんにお話を伺いました。
石屋の柿塚は墓石の加工から販売、メンテナンス、また墓じまいなど、地元宮崎のお墓の専門店という役割を創業時から担ってきました。柿塚さんは「人生でお墓を建てる機会は一度あるか、どうか。大切な故人を偲び、感謝の気持ちを伝えられる場所として、納得のいくお墓が建てられるようにご家族に寄り添いたい」と話します。
お墓を建てる際は墓石の形、石材の種類、色、納骨数などのご要望を聞き取り、設計図と見積もりを作成し、お客様に適したお墓を提案します。墓石は和型、洋型、和と洋を融合した和洋型の3種類から選べます。以前は縦に長い和型のお墓が主流でしたが、最近では低めに設計された洋型も、手入れのしやすさから人気があるそう。
石屋の柿塚での見積もり価格の平均はおよそ100万円。石の材質や色味によっても値段が変わってきますので、ご予算に応じて相談しながら墓石を決めていきます。お墓ディレクター、上級終活カウンセラーといった専門資格を持つ柿塚さん。わからないことが多いお墓について的確なアドバイスを受けることができるので安心ですね。
石屋の柿塚の特徴は自社で一貫してお墓を手掛けていること。墓石の加工や販売、施工工事のほか、納骨や墓じまい、墓参り代行までお墓に関することを一手に引き受けています。
また、自社工場を持っているため、亡くなった方の名前を刻む霊標の文字彫りや墓石のメンテナンスにも柔軟に対応しています。特に日差しの強い宮崎では日焼けによって墓石が退色することが多く、その場合は墓石を一旦取り外し、工場で磨き直すことで表面の艶が戻り、新品同様になるそうです。
お墓のご相談から完成までは半年ほどかかるケースが一般的。その間、自社ですべての工程を行い、一人一人のお客様にきちんと向き合うことで、好みや予算に見合ったお墓を提供しています。施工からアフターフォローまで、大切なお墓を終始サポートしてもらえるのはとても心強いですね。
「お墓を管理する人がいない」「遠方のため、お墓の管理が負担になる」などといった理由でお墓の維持が難しい方には墓じまいという選択もあります。石屋の柿塚でも、墓じまいをしてお寺の永代供養墓や納骨堂などに納める方が近年増えているそう。お墓を撤去し、墓地を更地にするほか、次の納骨先の形式に沿って遺骨をパウダー状するなどの作業を行っています。改葬手続きの代行も受け付けていますので、墓じまいに興味のある方は問い合わせしてみましょう。
地元・宮崎市に根付く石材店として「お墓の施工から撤去、アフターフォローまでお墓に関することはなんでも相談してほしい」と話す柿塚さん。お墓について気軽に相談できる場所を作りたいという思いから、現在新たな事務所を建設中です。年内には墓石の展示場も開設予定ですので、気になる方はぜひホームページをチェックしてみてくださいね。
名称 | 有限会社 石屋の柿塚 (HP) |
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住所 | 〒880-0937 宮崎市京塚1-1-25 |
電話 | 0985‐51‐4585 |
メール | info@ishiyakakitsuka.com |