ひと昔前までは、亡くなるとお墓に埋葬するのがごく当たり前に考えられていましたが、最近は、お墓に納骨をせず遺骨を自然に還す「散骨葬」の人気が高まりつつあります。
なかでも、海へ散骨して自然に還す「海洋散骨」は、自然や海が好きだった方などに広がり、注目されてきています。
俳優の石原裕次郎さんや立川談志さんのほか、海洋散骨を選ばれた有名人も多く、2014年にドラマ・映画化された「世界の中心で愛をさけぶ」で海洋散骨が広く知られるようになりました。
今回は、宮崎で海洋散骨を手がける企業を紹介します。
海洋散骨は、墓石を作らず、亡くなった人の遺骨を海へ撒いて供養する方法です。
フェニックスクルージングでは、親族が貸し切って行う「プライベート散骨コース」や複数のグループと乗り合わせして行う「合同散骨コース」、スタッフが代わりに散骨を行う「代行(委託)散骨コース」があります。
散骨方法は、海へ遺骨をそのまま撒くのではなく、お預かりした遺骨を粉末状に加工し、専用の袋に入れて行います。
「海洋散骨は違法にならないの?」と心配の声もあるかもしれませんが、節度をもって行えば法的には問題がなく、社会的にも認められています。
クルーザーはアメリカ製で設備が充実しています。海上で船酔いやトイレの心配も大丈夫。気分が悪くなったときに休めるベッドルームや、水洗トイレ、キッチン、ソファー、洗面台なども完備しているので、女性も安心して利用できます。
宮崎市内を出航後、30分程かけて青島沖までクルージングします。青島神社に抱いてもらえるように、青島神社を背に散骨を行います。
※天候状況で航路が変更になる場合がございます。
フェニックスクルージング社長の中野徹さんは「クルーザーが運ぶ心地良い潮風と太陽の光の中、多くの想い出と感謝の気持ちに改めて向き合うことができます。セレモニーの最後には献花が添えられ、大自然への新たな出発を見送っています。ご家族の絆を感じ、愛するご家族を想い、偲ぶ特別なセレモニーになることをお約束します」と話します。
海洋散骨は「自然に還りたい」「大好きな海に眠りたい」と自然や海が好きな人にとっては魅力的な供養の仕方で、生前から希望されている方が多いそうです。
そのほか、「子どもに負担をかけたくない」「お墓を守る人がいない」「経済的な理由でお墓を購入しない」などの理由で選ぶ方も増えています。
お墓の購入や維持が必要なく、費用面でも安く抑えられることから、経済的な負担を減らしたい方や宗教やしきたりに縛られたくない方など、お墓を持つことに不安がある方にとって、心強い新しい選択肢ではないでしょうか。
また、「墓じまい」をされた方の利用も増えています。「墓じまい」の場合は、長らくお墓に入っていた遺骨をきれいな状態にお戻しするところから責任もって行うため、安心して任せられます。
散骨だと遺骨や遺灰が手元に残らないことに寂しさを感じる方もいるかもしれません。フェニックスクルージングでは「散骨証明書」を発行してくれ、海洋散骨葬のセレモニーの様子をアルバムにもしてくれます。
また散骨した場所をGPSで記録し、散骨後の初盆や周忌行事のときに、同じ場所へ「供養クルージング」をすることもできます。ミニ骨壷、お守りペンダントやキーホルダーなどのメモリアルグッズとして残すことも可能です。
海洋散骨葬を利用された方からは「散骨葬を通じて、あらためて命の大事さを考え、前向きな気持ちで送り出すことができました」などの声が寄せられています。
埋葬のカタチが多様化するなか、ひとつの選択肢として「海洋散骨」を考えてみたいという方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。
名称 | フェニックスクルージング(HP) |
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住所 | 〒889-1401 児湯郡新富町大字日置2222-8 |
電話 | 0120-660-919 |